phoenix-power残響のテロルを見て、いまさらながら色々分かってきたので、感想を書きます。

残響のテロルの感想

ポイントと思われる点

まず、私が考えている大体の予想を書きます。ちなみに、ここに書かれていることは、アニメ5話までの情報だけを使った私の推測ですので、当てになりませんことは、最初に述べておきたいと思います。

この物語の主要勢力は、3つです。

具体的には、①施設を抜けだした2人の天才(主人公達)と家出少女、②施設を抜けだせなかった1人の天才と施設側、③警察組織と上層部の意向に逆らえる1人の刑事、です。

ここで施設というのは、いわゆる国家の上層部がホスト(お金を出す側)になって設立、運営している天才児を育成するための養成機関のことです。

把握できなかった

このアニメの1話を視聴し、私が把握したことは、非常に少なく、この点で、最近のアニメは、傾向として物語が複雑化しているものが多くなってきた印象を持っています。

少し前なら、最初の1話で提示される情報が非常に多く、ほとんどの場合、物語の構成や結末など多くを予測するためには必要十分だったわけですが、それが難しくなってきているように感じます。まあ、もともと低能な自分の能力がさらに下がってきているためかもしれませんが…。

さて、1話で分かったことといえば、主人公たちは、国家または、企業上層部を狙っている可能性が非常に高いということくらいでした。なぜかというと、一般市民の巻き沿いを避ける形でテロを起こしているからです。更に、攻撃されたインフラが象徴的な建物だったことなどから、上層部狙いだと推測しました。

ただ、言ってみれば、私が分かったことはそれくらいでした。

5話でようやく…

把握できたこと

しかし、5話を視聴し、情報が揃ってきたので、色々と予想することが出来ました。

具体的には、このアニメのテーマ、現在の状況、主人公たちの狙い、今後の展開などです。

ちなみに、ここで言う主人公たちの狙いというのは、本命ではなく、どのように本命を追い詰めるのかという作戦、計画部分のことです。本命は最初から上層部だと予想していました。

現在の状況は、非常に混沌としていますが、整理していけば、そこそこ分かりやすく整理できると思います。混沌としているというのは、登場勢力が6, 7つあるので、構成が複雑化しているためです。

現在の登場勢力は、細かく分けると7つあります。

①テロ活動を起こす天才の2人

1人は計画、補助を担当。もう1人は実行、陽動を担当。得意分野も違います。ただ、優劣を決めるなら、計画を立てるナインでしょう。天才は施設を抜けだした2人組みです。

②主人公たちを追い詰める天才の1人

施設を逃げ出すとき、一人だけ逃げ出せなかった子です。現在は施設側についています。任務は不正暴露の阻止とテロ首謀者の捕獲だと予想されます。

③天才児養育施設

国家上層部がお金を出して作られた施設で、主に、政治家のために利用される天才児が育成されているように思います。子供たちは、非人道的な扱いを受け、支配されます。

④腐敗政治家

様々な不正を行い、裏で日本をコントロールする政治家たちです。数々の非人道的な活動を支援し、ホストとして活躍します。ここでは、上層部と呼ぶこともあります。

⑤家出少女

家出少女です。現在は、①の勢力に居候中ですが、①にとっては、不安要素でもあります。しかし、以外な所で役立ってくれる存在になる予感がします。

⑥警察組織

警察組織は、腐敗政治家の意向に逆らえません。最終的には、テロ活動という名の、不正の暴露を排除し、隠蔽する側になると予想します。

⑦独立した行動をする1人の刑事

警察を抜けだし、もしくは密かに内部から不正を暴露するために、①を補助する役割を担うと予想される刑事です。キレ者で、ナイン(主人公の1人)からは評価されています。主人公たちは、この刑事を使って不正暴露を試みるように思います。もちろん、これだけではないのですが、これも計画の主要な一部なのでしょう。

現在の状況と主人公たちの狙い

さて、主人公たちの目的は、警察もしくは、一人の刑事を上手く誘導し、腐敗政治家たちの不正を暴露しようというものだと私は考えています。この場合、暴露には証拠が必要ということなのでしょう。

また、正義のためというよりは、施設への恨みもあるのでしょう。

しかし、そこに立ちはだかるのは、施設が生み出した天才の1人です。あと、国家組織全般。証拠が必要ということで、司法機関の関与は分かりません。もしかしたら、裁判所ではなく、一般公開してから裁判に持ち込む気かもしれませんが。この場合、国民の監視があるので、裁かないのは難しいと思います。

今後の展開

施設が生み出した天才児である少女が最終的にどうなるのかは分かりません。

結末としては、天才同士が戦って、戦いの末、主人公側が敗れたとおもいきや、最後には彼女が手を貸すという展開になるのかもしれませんし、主人公側が勝利するだけなのかもしれません。

つまり、天才少女が最後まで施設側につき敗れるのか、それとも勝利はするが、最後に主人公側に付くのかということです。私は、後者だと予想していますが、この辺りは、非常に曖昧です。(確率の優劣をつけがたい

次に、家出少女が主人公たちに思ってもいない幸運を運んでくれそうです。こういう立ち位置のキャラ、たまにいますよね。

さて、ここまでで、①このアニメのテーマ、②現在の状況、③主人公たちの狙い、④今後の展開、のうち、②、③、④を大体説明したかと思います。

あとは、①このアニメのテーマですね。これは、長くなりそうなので、項目立てして説明することにします。

残響のテロルのテーマ

テロの失敗

このアニメのテーマは、一言で言うと「テロ」について深く考えさせられるものだと私は考えています。

テロと聞いて、多くの人は、あまりよい気分ではないでしょう。

なぜかというと、この問題について、私達一般人は、深く考えないできたものであり、悪と決めつけてきたものでもあるからです。

しかし、私は、テロというものは、あくまで失敗の結果でしか無いと考えています。

では、これは、一体何の失敗なのでしょう。

それは、テロを引き起こさせてしまったことへの社会的、国家的失敗です。

私は、テロというものは、政治や世界をコントロールする主要国の失敗によって引き起こされる現象だと考えています。

これらの要素、つまり、政治や主要国への不満が一定の値を超えると、こういった問題が起こるのでしょう。

政治の失敗は、貧困を産み、貧困は劣悪な環境を、劣悪な環境は犯罪を産みます。

自殺志願者

日本でも、自殺者の数が増え続けています。これは、テロと大いに関係のあることです。

テロも最初は、自殺する人間を使って、世の中を変えていこうというものだったと私は想像しています。本人には、どうせ自殺するつもりなら、その生命を何かに役立てようという思い、企てがあったのだろうと推測するからです。

世の中に絶望し、追い詰められた人間は、当然ですが、自殺を考えることも少なく無いと私は考えています。

日本でも、自殺者の数はとても多いですよね。ただ、日本でこれだけということは、貧しい国ではもっと多いのかもしれません。

そういった状況では、自殺しようとする人間達が手を組み、それが組織化することで、社会的な脅威となることがあります。

つまり、自分たちを追い詰めた社会や政治に自殺志願者たちが牙を向くというテロが現実化するわけです。

これが、個人的な恨みを晴らそうというものなのか、社会を変えようというものなのかはわかりません。ただ、私が想像するに、どっちもなのでしょう。

ちなみに、現在では、初期の頃とは状況が変わって、本来の自殺志願者以外もテロ攻撃のために使われることがあるのだとか。組織が過激化、肥大化するとこういうことも起こりえるのですね。

テロの本質

さて、テロの本質は、犯罪の本質と何ら変わりません。

つまり、その劣悪な環境が、テロや犯罪を引き起こしている原因ということです。

生まれながらにして、犯罪者になりたいもの、テロを起こしたいもの、自殺したいものなど存在しないはずだからです。

しかし、これは、どんな人間にも起こりえる出来事なわけで、生まれた場所と環境が違えば、人は自らの行動を制御できません。

テロや犯罪を減らしたいのなら、厳罰に処すよりも、こういった人間に手を差し伸べること、もしくはこういった人間がでないような環境を構築するほうが効果的だと私は思います。

しかし、私達のような恵まれた環境にいる、つまり、インターネットでWebサイトを更新することができるような人間には、テロを悪だと決めつけ、「なんでそんなことするんだ」と不思議に思う人もいることでしょう。

しかし、そういったこと、つまり、テロを引き起こしてでしか実現できないものもあるのだというのが、このアニメのテーマっぽいなと私は考えています。

そして、テロの問題は、個人的な失敗というよりは、明らかに社会的な失敗だと私は考えています。

改善される希望が少しでも残されているのなら、多くの人間は希望のほうを向きます。

しかし、改善される希望が全くないのなら、そこには破壊しか無いのだろうと想像します。多分、テロ首謀者が見る景色は、こういった寂しいものなのではないでしょうか。

これについては、1話でしっかり描かれている感じがします。

主人公や、家出少女は、どこか死のうとしている、もしくは死んでもいいと思っているという印象を受けました。

にも関わらず、自殺せずに、テロを引き起こして、何かを訴えようとしていると感じます。

そして、そこには、自殺志願者、短い命、テロ、というものが深く結び付けられているような気がします。

未来の日本

あと、このアニメは、どこか未来的な印象を受けます。

日本も、これ以上自殺者が増え続けるのなら、それは社会的な脅威となり得る可能性が十分にあると想像できます。

なぜなら、最近、政治への不信が多くの国で限界に近づいてきている印象があるからです。

この点、日本でもそう言ったドラマ、映画やアニメを見ることが多くなりました。例えば、SP(エス・ピー)とかこのアニメとかですね。

それ故、このアニメも一部で警告的な意味合いがあるのかもしれませんね。

私の予想は全く当てになりません。あまり参考にしないでください。