phoenix-powerボカロ曲の作曲入門を割りと真剣に書きます。一応、これを読めば曲を作れるという程度を目標にします。

はじめに

私は、今年の1月頃から1日に10分程度を目標に、作曲ソフトであるDTMというものを触り始め、約1ヶ月でなんとか1曲を作り上げ、その後は、1時間で1曲程度を作れるようになりました。ただし、1時間で作った曲のレベルは基本的に酷いです。

しかし、こんなに時間がかかったのも、作曲のための良記事が、なかなか見つからなかったためだと個人的にはそう感じています。

また、作曲入門の本を幾つか立ち読みやらしてみた感じでは、これで本当に作れるようになるのか疑問を覚えるものばかりだったように思います。

なので、作曲についても、またかと言われるほどに独学です。(だって、本読んで、何かを作れるようになった試しがないもん。

しかし、この記事は、私のような独学の初心者に分かりやすいように、と言うか、初心者が作曲できるようになるくらいまでの手順をまとめていきたいと思います。

必要なもの

全部無料で作曲する場合

UTAU

http://utau2008.xrea.jp/

波音リツ UTAU

http://ritsu73.is-mine.net/

Domino MIDI

http://takabosoft.com/domino

Audacity

http://audacity.sourceforge.net/?lang=ja

Wave Tone

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se421780.html

BGM Download

http://dova-s.jp/bgm/play1102.html

初音ミクを使う場合

初音ミクV3, Studio One (¥17,280)

http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/mikuv3.jsp

Wave Tone (無料)

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se421780.html

YouTube オーディオライブラリ (無料)

https://www.youtube.com/audiolibrary/music

BGM Download (無料)

http://dova-s.jp/bgm/play1102.html

作曲手順

素材の組み合わせ

正直、初心者が作曲するために必要な情報はそう多くはありません。やり方次第ですが、私は、最初は、部品、素材を組み合わせて作っていくやり方が最も合理的だと考えます。

この点、この記事の説明は、主に部品や素材の組み合わせ方の説明となっていると思います。

しかし、既存の記事や本は、部品の作り方から膨大な説明をしている場合が多く、更に、それが作曲手順ではなく、概要を説明するだけのものが多く、これで初心者が作曲できるようになるとは到底思えませんでした。そういった細かい部分は、興味が出てきた時に読めばいいものであって、取っ掛かりからそういったことを意識させるのは、基本的に、良くないと私は考えています。何よりも、最初は、とりあえず曲を完成させてみることを目標にすべきと思います。

とりあえずの完成を目標にする理由は、全体像を掴めないと、何が必要なのかがわからないと考えるからです。

そして、必要なものは、個々人の能力や道具(ソフト)等によっても変化してくると思います。

したがって、この記事では、素材部品を組み合わせ、とりあえず曲を完成させてみることを目標にします。

なのに、何故かこのようなコンセプトで書かれた記事が全く見当たらなかったため、個人的には相当がっかりしました。

そして、これは、分野ごとに書かれる記事の特徴が全く異なるという印象を受けました。

例えば、作曲関連の情報とプログラミング関連の情報では、その質が大きく異なるように思います。そして、適当なキーワードで検索してみると、その差は歴然です。

さて、前置きはこの辺にして、早速、作曲を行っていきたいと思います。

BGMのダウンロード

簡単そうな曲から行きます。以下の素材をダウンロードします。

http://dova-s.jp/bgm/play1102.html

ダウンロードしたファイルは、.wavに変換します。

1
$ ffmpeg -i 涙の海.mp3 umi.wav

採譜

wave toneというソフトをダウンロードし、起動させます。このソフトより、自動採譜や調整を行います。

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se421780.html

まず、先ほどダウンロードしたBGMを解析します。パラメーターで重要なのは、音階で、3-6あたりが適当だと思われます。

次に、解析 > テンポ解析にて、テンポを設定します。

次に、解析 > 自動採譜を行います。

後は、採譜の調整ですね。これは、ボカロが歌うところになりますので、出来る限り、前後の音階でつないでいきます。

つないでいくというのは、つまり以下のようなことですね。音がないところを埋める作業です。必要ないときは後で消すほうが楽ですから。歌詞の長短もありますし。

ここで、音階によっては、パターンが違いますよね。そこで、いくつかのパターンで編集していきます。つまり、C3とC4では全然自動採譜されるパターンが違います。

また、同じ所は書かないようにすることも大切です。後でコピーすればいいわけですから。あくまでパターンで考えるようにしていくのがポイントです。イメージで言うと、以下のような感じですね。

ちなみに、ピアノの音が小さいと時は、以下の画像のところを下げていきます。

ここで、出来上がった採譜は、ファイル > ノートをMIDIファイルに出力して保存します。私が作成したファイルは、以下のファイルになります。面倒な方はこれを、DTMで読み込んでも良いです。

http://syui.github.io/script/umi.mid

DTM

私は、初音ミクV3から始めたユーザーなので、DTMは、同梱されているPiapro Studio Oneを使用しています。

したがって、それを元に解説していきますが、他のソフトでも同じです。はじめに、トラック >トラックを追加し、そのトラックにダウンロードしたBGMをソング > ファイルをインポートにて読み込みます。

次に、先ほど作成したmidファイルを初音ミクの方で読み込みます。ファイル > 読み込み > MIDIファイル

そして、パターンを一つのパターン、音階の場所に合わせます。範囲指定し、上下に持ってくればよいでしょう。ここで、C-S-↓↑が便利です。

テンポの設定

ちなみに、上の画像でマークしているループも設定しておくと非常に便利です。wave toneでもループは多用します。私はショートカットキーを割り当て、何度か聞きながら打ち込みをしていきます。

初音ミクでテンポを読み込むのは、ファイル > 読み込む > 拍子とテンポから可能です。(他に設定する方法はないのか…)

テンポは曲の早さみたいなものです。

音が出ない時

ちなみに、音がでない時は、環境設定 > ソング設定

その後、出力にてチェックを入れます。

初音ミクが出ない時

右カラムにあるPiapro Studio VSTi(インストウルメント)をトラック(左カラム)のところにドラッグアンドドロップします。

歌詞を入れていき

後は、歌詞を入れていきます。設定でどのように入れるか変更可能ですが、私の場合は、一つをダブルクリックし、たくさん入力していきます。

後は何度も聴いて、歌詞、言葉を調整します。

一応、最終的なmidを公開しおきます。これに歌詞を載せます。

http://syui.github.io/script/umi-2.mid

ふかいふかいなみだのうみしずかなひかりをせつないなみのおとあおじろいひかり

ちなみに、歌詞は全範囲指定、ダブルクリックでコピーできます。このファイルを使って、後でUTAUリメイクをしてみます。

曲の保存

曲ができたら、ソング > ミックスダウンをエクスポートにて保存します。それを適切な形にして、公開したりすると良いと思われます。

1
$ ffmpeg -i Mixdown.wav umi-feat-miku.mp3

デフォルトでは、~/Documents/Studio\ One/Songs以下に保存されます。

動画にする

動画編集は、単純にWindows Live ムービーメーカーを使用。VirtualBox上で使用するには、2D,3Dなどをオンにしたり、ドライバ3Dをインストールしたら、起動できるようになりました。最初は、要件を満たさないので使えないみたいなことを言われました。

使い方は簡単で、画像をドラッグアンドドロップ後、ホーム > 音楽の追加, プロジェクト > 音楽に合わせるで保存すると動画ファイルができます。

UTAUでの作曲

先ほど作成した曲をUTAUでカバーしてみたいと思います。以下、簡潔に説明します。

UTAUに、MIDIファイルをインポート(ファイル > インポート)し、好きな音源を設定。歌詞入力していきます。

http://utau2008.xrea.jp/

音源は、波音リツを使用します。波音リツは、単独音、連続音、キレがあります。連続音とキレを使用するには、連続音一括設定が必要になります。これをUTAU/pluginsフォルダに置いて、ツール > プラグイン > 連続音一括設定から使用可能です。

http://ritsu73.is-mine.net/

音源フォルダは、基本的には、UTAU/voiceに置いて、プロジェクト > プロジェクトのプロパティ > infoから設定可能です。

さて、.midを読み込んだ後は、必要な設定やプラグインを実行し、歌詞を入れていきましょう。全範囲指定(C-a)で一括で入れられます。

それを保存した後は、プロジェクト > wavファイルを生成を行います。ちなみに、再生は、範囲指定して再生ボタン。

最後に、歌とBGMの合成です。これは、Audacityというソフトを使用します。このソフトで、先ほどUTAUで保存した.wavとBGMの.wavを読み込み(ドラッグアンドドロップ)、ファイル > オーディオの書き出しにて保存します。

http://audacity.sourceforge.net/?lang=ja

これで、一応、カバーの完成です。あと、微調整に調整によって、聞こえは良くなると思われます。

作成したものは、以下になります。確かに、リツ(連続音)で歌っています。

簡単ですが、作曲手順の説明は以上です。

こんな感じで、曲を作っていき、慣れてきたら、素材から作成することにも挑戦していきたいと思います。